上級者モードは、中級者のタイムラインにワークスペース5種(編集・色・サウンド・字幕・チェック)を加えたプロ向けの画面です。カラーグレーディングとスコープ、ミキサーとラウドネス調整、マスク・合成モード・調整レイヤー、キーフレームグラフ、A/B比較、品質チェックまでを1か所で行えます。このモードでは一部の名称が専門用語に変わります(例:MP4を作成 → 書き出し(レンダリング)、チェック → リント(ルールチェック)、ブレンドモード、ダッキング(サイドチェーン)、ラウドネス(LUFS))。
ワークスペース
| タブ | 表示内容 | ショートカット |
|---|---|---|
| 編集 | タイムライン・プレビュー・プロパティ(中級者の画面 + 高度な機能) | Alt+Shift+1 |
| 色 | スコープ + 補正カード(ホイール・基本・カーブ・ルック・エフェクト)+ 小さなタイムライン | Alt+Shift+2 |
| サウンド | タイムライン + ミキサー(トラックバー・マスター・ダッキング) | Alt+Shift+3 |
| 字幕 | 字幕リスト(開始・終了・文・強調) | Alt+Shift+4 |
| チェック | リントリスト + 「じっくりチェック」 | Alt+Shift+5 |
色 — カラーグレーディング
補正対象を「動画全体」または「選択項目」から選び、カードで調整します。
- ホイール — 暗い部分 / 中間調 / 明るい部分 / 全体の色と明るさ
- 基本 — 露出・コントラスト・明るさ・彩度・色温度・色合い・コントラスト基準・自然な彩度・ハイライト・シャドウ
- カーブ — 全体・赤・緑・青、色相別の彩度・色相、明るさ別の彩度(ポイントは16個まで)
- ルック — LUT(暖かく・涼しく・フィルム・モノクロ・鮮やかに・パステル・ビンテージ)とLUTの強さ。+ LUTを追加で3つまで重ねられ、.cubeをアップロードで自分のLUT(2MB)を使えます。
- エフェクト(動画全体)— ビネット・粒子・ブルーム・色にじみ
- コードの色(コードモーションの動画)— コードが使う色を上書き / コードの値に戻す
上部の色をコピー · 色を貼り付け · 色をリセットでシーン間で補正を移し、ビフォーアフター分割でプレビューを半分に分けて補正前後を比較します(プレビューのみ)。すべての値の◆でキーフレームを、〰でグラフエディターを開きます。
スコープ
スコープタブの波形 · RGB · ベクトル · ヒストグラムで明るさと色の分布を確認します。ベクトルスコープの肌ラインは、人の肌の色が位置すべき方向を示します。
サウンド — ミキサーとラウドネス
- トラックバー(動画・声・音楽・効果音):ミュート・ソロ・フェーダー・パン、EQ(低音120Hz・中音1kHz・高音8kHz・中音の幅)、コンプ(軽め・声・強め + スレッショルド・レシオ・アタック・リリース・メイクアップ・ニー)
- 声トラックの声をくっきり、音楽トラックの話すときに下げる
- マスター:マスター音量、リミッター上限(dBTP)、目標音量(LUFS)。−14 LUFSに合わせるは、YouTube・Instagramの基準(−14 LUFS、−1.5 dBTP)に一度で合わせます。再生すると、瞬間・短期・統合LUFSと最大dBTPがリアルタイムで表示されます。
- ダッキング(話すときに音楽を下げる):オン、下げる量 −6/−10/−15dB、下げ始め・戻すまでの時間
字幕ワークスペース
字幕リストを大きく広げて表示します。字幕のオン、検索と置換、強調色、1行の文字数、声から再作成、開始・終了 ±0.1秒、単語境界の調整、非表示が行えます。字幕の見た目は字幕トラックのプロパティ(インパクト・ピル・ポップ・カラオケ・ミニマル・ボックス / 行・かたまり・1単語)で変更し、字幕ファイル(SRT)は書き出しウィンドウで一緒に受け取れます。
チェック — リントとじっくりチェック
リント(ルールチェック)は、テキストが隠れエリアにかかっている、小さすぎる、法的表示が隠れているといった問題をエラー · 注意 · 情報で表示します。項目ごとに移動 · 修正 · 無視(理由は80文字まで)を選び、すべて直したら再チェックします。法的表示に関するルールは無視できません。
じっくりチェックは、画面12カットを1枚にまとめ、編集アシスタントがテキストが隠れている箇所や読みにくい箇所を探します(約1分、1回分を使用)。結果は必ず修正 · 確認 · 参考で表示され、修正可能な箇所をすべて修正で一度に直せます。
キーフレームグラフエディター
タイムラインのツールバーの〰 グラフ(または値の横の〰)を押すと、キーフレーム間の変化をカーブで表示します。値 / 速度表示、補間(リニア・ベジェ・自動・停止・スプリング)、プリセット(基本・加速・減速・加減速・バウンド、なめらか・すばやく・ぷるん・どっしり)、スプリングの減衰・剛性・質量・オーバーシュート、カーブのコピー・貼り付け、フィット(F)。● 自動キーをオンにすると、値を変えるたびにキーフレームが自動で打たれます。◆ キーですべてのキーフレーム行を展開します。
マスク · 合成 · 調整レイヤー
マスク
写真・動画項目のプロパティにあるマスクで、+ 矩形 · + 楕円 · + ペンを使い、見せたい部分だけを残します。4つまで重ねられ、合成方法(加算・減算・交差)・不透明度・拡張・ぼかし・反転を設定します。画面上で編集でプレビュー上の形をドラッグして直し、◆ このマスクのキーフレームでマスクを動かします。トラックマットは別のトラックをマスクとして使います(アルファ・ルマ)。
合成(ブレンドモード)17種
写真・動画項目のプロパティの合成:通常・乗算・スクリーン・オーバーレイ・比較(暗)・比較(明)・覆い焼きカラー・焼き込みカラー・ハードライト・ソフトライト・差の絶対値・除外・色相・彩度・カラー・輝度・加算(中級者では4種のみ)。
調整レイヤー
ライブラリのエフェクト → 画面の調整レイヤーを入れると、「下にあるすべての画面の色をまとめて」変更します。法的表示が見える区間には入れられません。
A/B比較 · マーカーとチャプター
右側の比較タブで、現在の編集を公開版、自動編集前、スナップショット、保存版と比較します。表示:交互・分割表示・差分・並べて表示。\を押している間はAを表示します。現在の状態をスナップショットにで比較の基準を残し、項目ごとにこの項目だけAにで戻せます。
マーカータブ:M(または+マーカー)でマーカーを打ち、種類をマーカー / チャプターから選びます。YouTubeチャプターをコピー、チャプターテキストのダウンロード、CSV・字幕CSVのダウンロードができます。YouTubeチャプターは0:00から始まり、10秒以上の間隔で3つ以上必要です。Alt+ドラッグで区間マーカーを作成します。
精密編集ツール
| ツール・キー | できること |
|---|---|
V 選択 · B リップル | 基本の選択 / 後ろを詰めながら編集 |
R ロール | 2つのクリップ間の境界だけを移動 |
Y スリップ | 長さはそのままで、元素材から使う区間だけを移動 |
U スライド | 前後のクリップの長さで埋めながらクリップを移動 |
T 時間入力 | +5(5フレーム) · -1s · 369f · T.s3+0.3(シーン3の開始 +0.3秒)で正確に移動 |
J K L | 巻き戻し · 停止 · 早送り(押すほど速く)、I/O 区間の開始・終了 |
Ctrl+G / Ctrl+Shift+G | 選んだ項目をグループ化 / グループ解除(Alt+クリックで1つだけ) |
プロパティを右クリック → 初心者カードとして表示すると、その値を初心者モードのカードとして出しておけます。🔒 ロックすると、開発者モードでのみ変更できるようになります。アニメーションタブの+ アクションを追加で、揺れ・繰り返し・追従の動きを付けられます。
スタイルをまねる(上級者)
色ワークスペースのスタイル欄 → スタイルをまねる…で、参考動画(YouTubeのURLまたはアップロード)の編集リズム・色・字幕の雰囲気を学習します。上級者では結果を字幕のみ · 色味のみ · リズムのみから選んで適用でき、測定値の表も表示されます。1時間に3回まで、編集アシスタントを3回分使います。
高度なエフェクト
ライブラリのエフェクトのうち、上級者にだけ表示されるエフェクト:ネオンフロア、HUDスキャン、走査線、ヒットストップ、ふくらみ登場、フレア、縁の光、衝撃リング、きらめき、スピード線、調整レイヤー、モーションブラー、色ずれ、ズームブラー。テキストエフェクトタイプライターのハングル組み立てオプションでは、字母が1つずつ組み立てられるように表示されます。パスエフェクト(軌道・ジグザグ・爆発・ダンス・コンベヤー)やダイアグラム・曲線矢印もあります。
動画を描画したコードまで修正するには → 開発者モード

